第50回日本脳神経CI学会総会
会長 石川 栄一
筑波大学医学医療系脳神経外科 教授
このたび、世話人の先生方よりご指名を賜り、第50回という記念すべき節目に日本脳神経CI学会総会の会長を務めさせていただきます筑波大学医学医療系脳神経外科の石川栄一です。このような歴史ある学会の総会を担当させていただくことは、大変身に余る光栄であるとともに、本会を成功へ導くという重責に、身の引き締まる思いでおります。
本学会総会は、「永久の未完成 ― 治療に結び付く神経画像の過去と未来 ―」をテーマに掲げ、2027年3月13日(土)・14日(日)の2日間、茨城県つくば市のつくば国際会議場において開催いたします。本テーマは、宮沢賢治が生涯を通じて追い求めた理想と実践のあり方を象徴する名句「永久の未完成これ完成である」の一節から引用したものです。「永久の未完成」とは、到達点のない不断の努力と向上心を意味するとされています。神経画像診断もまた、完成形が存在するものではなく、技術革新とともに絶えず進歩し続ける分野であり、その発展には不断の探究心と研鑽が不可欠です。そのような意味において、本学会の理念にも深く通じる言葉であると考え、本テーマとして掲げました。また、寺本代表世話人が現在掲げている本学会の根幹である「治療に結び付く神経画像」の理念を踏まえ、副題として「治療に結び付く神経画像の過去と未来」を添えました。
本学会は、1978年に「日本脳神経CT研究会」として発足し、神経疾患の診断・治療における画像診断の重要性を早くから認識し、学術活動を積み重ねてまいりました。その後、画像技術の飛躍的な進歩に伴い、1993年には「日本脳神経CI研究会」、1998年には「日本脳神経CI学会」へと名称を改め、今日まで発展を続けております。
第50回という節目を迎える今回は、特別企画として、本学会の発展を支えてこられた先生方にその歴史を振り返っていただくとともに、神経放射線学の第一線でご活躍の先生方に、画像診断の進歩と今後の展望についてご講演いただく予定です。さらに、脳神経画像の鑑別診断、治療に直結する神経放射線領域におけるAIの活用、手術シミュレーションなど、未来の医療を見据えた多彩なシンポジウムも企画しております。
参加者の皆様にとって実り多く、次の時代につながる学術集会となるよう、副会長である放射線診断・IVR科の中島 崇仁教授および両科の教室員ともども鋭意準備を進めてまいります。ぜひ多くの演題をご応募いただくとともに、多数の皆様にご参加いただけますよう、心よりお願い申し上げます。
© 2026 The 50th Annual Meeting of the Japan Society for CNS Computed Imaging